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プロジェクトのオーナー
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初めまして、西粟倉百年の森林協同組合です!
- 西粟倉百年の森林協同組合(百森組合)は、林業に関係する13社が集まった団体です。地方創生、百年の森林づくり、ローカルベンチャー、再生可能エネルギーで注目される岡山県西粟倉村で、2019年に発足しました。
全国でも珍しく、林業会社、製材所、木工加工会社が一丸となって西粟倉村の林業を盛り上げようと頑張っています。
西粟倉村の森林を未来へ受け継ぐため、森での伐採からお客様の手もとまで、誰よりも心を込めて丸太をお届けしています。 -
- ところで、今、木材の価格が驚くほど低迷していることをご存じでしょうか?
木材需要の低下などを理由に、60年かけて育てられた丸太が1本千円以下で売られています。たとえば家の柱に使う直径14㎝、長さ3mのスギ丸太は590円。売れば売るだけ赤字になる状況です。
西粟倉村の木は適正に管理された森林から産出された証しである「FSC認証」を受けた「あわくら材」として利用促進に取り組んでいます。百森組合でも、林業体験会や百年の森林まつりの運営など、さまざまな森林活用や広報活動を積極的に行っています。
しかし、一般の方にとって「林業ってチェーンソーで木を切るの?」「ジェイソン」「ポチタ」と、林業のリアルな顔はまだまだ未知の世界です。
これから森林を受け継いでいく若い層にもっと認知していただくべく、西粟倉村を舞台にしたTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)のシナリオ本を制作します! -
プロジェクトの目的
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- 「西粟倉村」
「あわくら材」
「百年の森林構想」
これらのキーワードをゲームを通して知っていただき、付加価値向上を目指すのが目標です。
どんなことでも、まったく知らないものに興味を持つことはできません。まず第一に「知ってる」が大前提になります。
知らない➡知ってるに、0➡1に変えられたなら、その先に興味を持つきっかけになるかもしれません。
TRPGというゲームを通して頭の片隅に覚えていただけたなら、テレビやSNSなどでキーワードに触れた時に「あ、これ知ってる」「聞いたことある」と気づくことができます。
実際に西粟倉村では、プロジェクトが動き始める前は3人しかTRPGを知りませんでした。
けれど、今では村民1343人のうち2割がTRPGという言葉を知っています。(村民Kの体感に基づく)
数日前までTRPGの存在すら知らなかった人が初心者用のシナリオをプレイし、すぐに次のプレイ日程を決めたり、マダミスに興味を持ったり、謎解きRPGイベントの情報に触れたりと、TRPGをきっかけにいろいろな輪が広がっています。
この西粟倉TRPG本が、西粟倉村や林業に興味を持つはじめの【きっかけ】になれるよう、みなさまの応援をいただけませんでしょうか? -
TRPGとは?
- TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)とは、数人のプレイヤーがキャラクターを演じ、会話しながら物語を作り上げるロールプレイングゲームです。ゲーム機を使用せず、『シナリオ』と呼ばれる筋書きに沿って進行する対話型のゲームです。
プレイヤーの行動の結果はサイコロによって決まります。例えば剣で敵を倒したい時には、サイコロを振って1が出たら成功で敵を倒せる、6が出たら失敗で返り討ちに合う……というように判断されます。
最近はゲームプレイ中の様子をYouTube等で生配信するプレイヤーも多く、TRPGの認知度、人気ともに大きく上昇しています。
「言葉だけじゃよく分からない」という方は、こちらの動画をご覧ください。『モリとケモノ』というシナリオをプレイしています。 -
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なぜTRPGなのか?
- 若年層に人気のコンテンツといえば、ゲーム、漫画、アニメ、アイドルetc……とたくさんあります。その中でも今回『TRPG』というゲームを選んだのは、他のコンテンツにない要素があるからに他なりません。
町おこしコンテンツの代表といえばアニメコラボがありますが、0から作ろうとしたら初期投資に莫大な費用がかかることは明らかで、小さな村の小さな団体が実行するにはなかなか手が出せません。
一方、TRPGは『シナリオ』と呼ばれる文章さえあればゲームプレイが可能です。
シナリオの内容も自由に書けるため、最大限に西粟倉村ナイズされた、人の記憶に残るコンテンツ制作が可能だと期待できました。
さらに、TRPGプレイヤーはゲームプレイするとき、興味がそそられたら関連情報を気が済むまで調べるプレイヤーが多くいることも意外で、魅力的な点でした。
また、プロジェクト担当村民がTRPGのプレイ動画を見るのが好きで(はじめてTRPGに触れたのは『個性豊かなメンバーで狂気山脈』のファンアート動画でした)移動時間には長時間プレイ動画を見るほどハマったり、
1人目に相談した村民はTRPGルールブックを何冊も買うほど実はTRPGが好きだったり、
2人目に相談した百森組合の副理事村民は『信長の野望』『ポケモンGO』などのゲームが好きだったりなど
土台となる人材・環境があったこともプロジェクトを後押ししました。
以上のことから、西粟倉村からの新たな発信方法としてTRPGシナリオを作ることが決定しました。 -
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- タイトルは『あわくら日誌(仮)』
西粟倉村のことを知り、楽しみ、興味を持ち、さらに西粟倉村を舞台にした作品を作るきっかけになることを目的とした本です。
以下の3つのコンテンツを1冊にまとめた豪華な内容となります。
①エモクロアTRPGシナリオ『Hour cry』オフライン版
西粟倉村を舞台にした、西粟倉百年の森林協同組合オリジナルのシナリオです。オフラインでもプレイを楽しめるように再編集したバージョンとなります。
②人気シナリオ作家3名による西粟倉村シナリオ
作家3名が西粟倉村を取材し、オリジナルシナリオを書き下ろしていただきます。
③西粟倉村資料集
西粟倉村の情報を、創作アイディアとして使いやすいようにまとめます。 -
『あわくら日誌』の内容
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舞台
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- 舞台となる西粟倉村は、人口1345人、面積57.97k㎡、森林率95%。コンビニなし、信号は2つだけ。
東京で例えるならば、山手線の内側より少し小さいくらいの面積で、山手線11両編成の車両1本に村民全員が乗りきる規模感です。
そんな小さな村ですが、村全体で100年生の美しい森林を作る「百年の森林事業」、村内で起業する人をバックアップする「ローカルベンチャー事業」を筆頭に、常に新しいことに取り組んでいる人が多いのが特徴です。
ページ下記の応援コメントをご覧いただくと「後援・西粟倉村」とあるように、村役場が新しい挑戦を応援する姿勢であることも、西粟倉村が地方創生業界で注目される理由です。
春の芝桜公園、涼しい夜の蛍、田んぼの実り、真っ白な雪など、田舎らしい四季折々の風景を楽しめることも魅力のひとつです。 -
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①エモクロアTRPGシナリオ『Hour cry』
- 「あわくら」と読みます。西粟倉村全域を舞台とする、西粟倉百年の森林協同組合が制作したオリジナルシナリオです。
こちらのシナリオをオフラインでも遊べる形に再編集して収録いたします。
『Hour cry』には、あわくら材や西粟倉村、百年の森林構想に関係する情報が盛りだくさん!
西粟倉村のことを全く知らないかたでも、一度プレイしただけでいつの間にか詳しくなっている……。あわくら、西粟倉村、百年の森林構想等を頭の片隅になぜか覚えている……。
そのように「まずは知ってもらう」ことを目指したシナリオです。 -
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- 『Hour cry』でPC(プレイヤーが操るキャラクター)は、起業をするために西粟倉村にやってきます。村に来て間もなく、PCは突然『モリケモ』というケモノに変わってしまいます。モリケモは、林業や木工に関わる機械や道具の特徴を持ったケモノ。
PCはそのまま起業準備を進めるのか、人間に戻るのか、選択を迫られるストーリーです。
さらに、西粟倉村に実在する施設や会社が多数登場します。背景写真はもちろん、小さな村ならではのリアルな描写もお楽しみいただけます。 -
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②人気作家3名による書きおろしシナリオ
- 人気シナリオを多数公開している3名の作家さんが制作した西粟倉村シナリオを収録します。
西粟倉村に実際に足を運んでいただき、作家さん自身の体験や村民に取材した情報を落とし込み、オリジナルシナリオを書き下ろします。
プロジェクト開始前の下見として、2024年5月に西粟倉村で開催された百年の森林まつりでは、複数名のTRPG作家さんにお越しいただきました。モビリティカー試乗、樹皮とおが粉で栽培したイチゴ、村長・副村長・総務企画課長への取材や、山の中でフォワーダに乗ってチェーンソー体験まで楽しんでいただきました。
シナリオ制作のために、今後、さらに深堀りした取材を行う予定です。 -
- さらに今回は3人の作家さんがシナリオを1話ずつ担当する、全3話の特別な連作シナリオを制作します。第1話、第2話、第3話と物語を進めていくことができるオムニバス形式となります。
TRPGでは「キャンペーンシナリオ」と呼ばれるこの形式。同じキャラクターを使って3話のシナリオを遊ぶことで、1話単独の『Hour cry』とはまた違った楽しみ方ができるようになります。 -
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③西粟倉村資料集
- 西粟倉村の民話・記録を、創作資料として使いやすいようにまとめて収録します。
西粟倉村には面白い民話・記録がたくさん残っています。
28年間村長を務めた白畠貞美氏編纂の「西粟倉村史」「にしあわくらの民話」、大茅地域活性化協議会制作の「山村の暮らしと山仕事」「あわくら探訪」に記録されています。
これらは、西粟倉村の財産とも言えるものばかりです。 -
- このように、小説や漫画の題材にぴったりな民話・記録がたくさん。ぜひみなさんに読んでほしいのです。
しかし、遠くから西粟倉村に来て、あわくら図書館で本を探して借りて、また返しに来るのは村外の方にはハードルが高いのも事実。
そこで、『あわくら日誌』に収録することで、いつでも手に取りやすい資料としてお手元にお届けします。西粟倉村を題材にしたお話を書く時に、参考資料として使いやすい形に民話・記録をまとめる予定です。
小説、漫画、TRPGシナリオはもちろん、イラスト、造形物、動画、空間設計、イベント等の参考資料としてもお使いいただけます。
いつかどこかで、西粟倉村を題材にしたお話が誕生するのが今から楽しみです。 -
リワード
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お礼のメール+最新情報
- ご支援のお礼として、X(Twitter)にて公開された最新情報をメールでお送りいたします。2025年8月まで、1か月に1回の更新を予定しております。
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シナリオ『Hour cry』データ版
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あわくら日誌(仮)(物理本)
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ウッドスタンド6種セット
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シナリオ登場アイテム
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Hour cry特別ツアー
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法人向けコース
- 本プロジェクトを応援していただける法人様/団体様向けのコースです。【檜舞台】10万円、【山高水長】30万円、【森羅万象】50万円の3コースをご用意しております。
西粟倉TRPG専用サイトに法人様/団体様のロゴを掲載させていただきます。 -
実施スケジュール
- 『あわくら日誌(仮)』は、2025年8月11日 山の日の販売開始を目指して制作をおこないます。
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資金の使い道
- 今回のクラウドファンディングでいただいた資金は、『あわくら日誌(仮)』制作に係る以下の費用に充てさせていただきます。
本プロジェクトは実行確約型で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします
・『あわくら日誌』制作費
・プレスリリース&PR費
・リワード品制作&手配費
・あわクラファン手数料 -
プロジェクトの背景
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かなりピンチな木材生産
- 西粟倉村は面積の95%が森林、そのうち約85%をスギやヒノキの人工林が占めています。先代が育ててきた森を我々が受け継ぎ、未来に100年生の美しい森を作ることを理念として、林業を村の主産業としています。
見渡せば青々とした森、耳を澄ませば鳥や虫の鳴き声、森の中を歩けば涼しい風…
しかし!ちょっと楽しむには気持ち良い森でも、林業の観点から見ると実はたくさんの問題があります。木材を搬出するにはまず山に道をつけ、重機を入れ、1本ずつ切り倒し、山のふもとまで下ろして…というたくさんの工程があります。その一方で、木材の価格はほぼ毎年のように過去最低を下回っており、丸太は1本数千円で買えてしまうくらい。林業従事者の死傷率は全産業の約11倍(※1)なのに平均年収は約300万円(※2)。
補助金を使ってなんとか成り立っていますが、木材生産という”収益事業”であることに着目すると林業はそもそも「成り立っていない」のです。
そこで、西粟倉村では丸太生産や製材、加工などを行う企業13社が集まり、一丸となって世界最先端の持続的な林業を目指す「西粟倉百年の森林協同組合」を結成しました。
森林の生物多様性を守り、関係者の権利を守りながら適切に生産されたことを示す「FSC認証」を取得したり、木を切って使うだけでなく、林業体験会、百年の森林まつり運営、広報活動、視察対応など、多角的な森林活用も積極的に行っています。 -
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「知ってもらうこと」は大きな価値
- 数百年前から木材生産がおこなわれている地域もありますが、今国内で見られる森のほとんどは、第二次世界大戦後に住宅が足りなくなることを懸念して植林された木々で作られています。西粟倉村の森もほとんどがそう。つまり、全国的に同じ樹齢の木材が育てられており、正直なところ「希少価値」をつけるのが難しいのです。
物が同じであれば価格を見て安いほうを選ばれるのは当然のこと。安く売りたくないけど、安くしないと売れない。このままではいつまで経っても赤字のままです。
逆に言うと、「西粟倉村を知ってもらえているか」だけでも選ばれる上で大きな差になるでしょう。みなさんが知ろうとせずとも、嫌でも知ってしまうことになる、そんな作品を作りたい!少しでも林業に明るい未来を作りたい!
支援をする、しないに関わらず、このサイトを訪れたあなたが「西粟倉村」という言葉だけでも覚えていっていただけたなら嬉しいです。 - みなさまの応援、どうぞよろしくお願いいたします!
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応援コメントをいただきました!
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後援
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『あわくら日誌』制作スタッフ
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『Hour cry』に登場したNPCのモデル村民の方/登場施設の方
- 西粟倉村民はお写真が恥ずかしい方もおられるので、一部NPCイラストで代用しております。
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